山岳写真は構図から
構図の構え方・・・・ 前景 中景 遠景 セミナー資料
2007.06鎌田則雄(サイト管理者) 構図 山岳写真を
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セミナー
写真術 構図 写真力
  山の写真を撮ってみたい方々に!   構図の三分割法を理解すれば達人!
山旅で感動した景色や記念に残したい景色を、見たままに写し留めたい。そんな時に参考になればと思って当サイト管理者我流の視点をここに掲載いたします。 画面を青色の線のように三分割して9つのエリアを作って撮影する手法です。 また赤色の交点に主題・副題を配置して写すと、被写体が一層引き立ちます。
【綺麗な景色を綺麗に撮るために】
ピント/手ブレ/構図/色調/が重要な要素です。
山稜への誘い 【山の写真をうまく撮るために】
基本を忠実に守ってタイミングを狙って待つ事です。
写真は構図の基本要素がたくさん組み込まれていると深みが増します。 そして、いつまで観ていても飽きない作品となりますよ。

絶対外せない基本構図って..?
目で見た景色をそのまま構図に当てはめてみるとき、それぞれの大きさの比率を考慮します。
基本構図
比率
2対8 5対5(1/2) 6対4 7対3 8対2(9:1)
空や雲などの撮影に多い構図 (日の出/日の入前後、高層雲が赤く焼けた時など) 均等構成は緊張感ガ無く、画面も分割するので不摘な場合が多い
(通称2分の1構図)
左図同様5:5均等に近く主題の引き立てに弱いのでもっと主題を絞り込む必要がある 最も安定した山岳構図で一般的に一番利用される比率配分です。
(縦横上下逆比も同様)
緊張感を表現できる構図で山岳風景の表現に最適。また、手前にお花畑等を置いた構図にも最適
朝日は左側(東)に夕陽は右側(西)に配置しよう(明け暮れの30分前後 空が無駄なスペースとして使われていて主題も小さくなってしまっている 視点が絞りきれないと中途半端な作品になってしまいます 見ていて落ち着きますね無難な構図です さらに山頂をグンと上部に詰めることで高さを強調できます
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ちょっとした..構図の応用が必要
被写体の大きさを目測して、それぞれを配置してバランスを調整します。
構図の組合せ
7対3との組合せ 斜め 縦・横・上・下 2対8ベース コの字
7:3比と、他の構図を組み込んでみる 主題を大きく取り込んでインパクトを与えるときの構図(右前景左遠景) 不安定なため利用は極少。他の構図を加えることが必要です 2対8をベースに、左右、上下に副題を配置して組合せる(逆の8対2も可) このようなコの字をベースに、左右上下を回転した形で構図で工夫する
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良い構図?、良くない構図・・・!?
写真を見たとき、視線を誘うか、見放されるかは構図次第です。
構図の配置
S字 対比 対比 おむすび 日の丸
川の流れや曲線を特徴的に表現する場合に適用
視線誘導型で効果的
    対比する被写体を特徴的に捉える場合に流用する   上下正対比なためバランスが不安定にならぬ様に注意が必要   つい安易に構える構図だが安定するも特徴が弱く他に組合せが必要   左記同様に不摘。
被写体をド真ん中に置かないこと!
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こんな構図に当てはめて!
ファインダーを覗く前に、景色の中で構図を見切るチカラを養うこと。
構図の組み合せで深みを
<主題と副題を明確に  主題を生かす為に副題を探す>
多様な構図要素を組合せて撮る事で表現に深みが増す(目線を引き込む) 前景表現のインパクトに強く山稜では多く用いる構図(画面2分化に注意) 主題、副題が明確になり撮影意図が読めるため有効 4つのポイントを外さない事が構図の効果的表現方法 左図同様に必須のポイントを押さえる事が重要
交わる点に対象物を置く
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主題は副題で際立つ!
極めたい写真術・写真力
構図の主題決め 景色の中で一番感動する場所(主題)は一箇所のみ、これを生かすのは副題であることを再度意識する。 
構図確保の準備 最適ポジション確保は決して妥協せず、自分の脚で動いて確保し、最後に“ドン”と三脚を立てたら動かず。 
構図を確定する 視覚で構図を見極めたら、ファインダー内にも同じ感動が有るか確認し、緊張感を持ってシャッターを切る。
 ■如何でしょうか? 
        今まで撮影の時にイメージしたそれぞれの構図の一部を簡単にまとめました。

        何を撮ったか、何を伝えたいかをハッキリさせるために、私達は写真の基本『構図』を、きちんと理解することから始めます。
        構図を理解すると、写真の表現そのものがハッキリ見えて来て、今後はもっと楽しい写真ライフが訪れる事は間違いありません。
        これから山岳写真を撮りたいと思っておられる方々、ご一緒に楽しみながら研究しましょう。
        最後にアドバイスとして申し上げますと、山岳写真を撮るための大前提として、三脚・レリーズの使用は必須です。 この基本姿勢、
        基本ルールを絶対に外さない事が肝要です。
 レベルアップを!
        私の写真感は、『先ず構図から・・・』を信条としています。 作品を視て貰うとき、もし構図が外れていたら興味も湧きません。
        作品は構図で引き付けられ、その次に色彩色調の露出、描写力など道具を伴った機能活用が評価されると考えています。 
        構図は撮影者自身の力量が一番よく見える工程です。
        何はともあれ、露出や描写に拘る前に構図の感性を磨き、構図の完成を目指したい。


構図の基本 ⇒ 前景を確保する→ 中景を組入れる→ 遠景を収める→ 三分割法で纏める
写真の楽しみは・・・<撮る 視る 飾る>
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