構図の基本術・・・・ 前景 中景 遠景 ・・・・三分割法
2007.06鎌田則雄(サイト管理者) 山岳写真の撮り方を考えてみよう!山岳写真の構図



山稜への誘い


2007.10.01掲載
構図の組合せ
山の写真を撮ってみたい方々に!  構図の三分割法を理解しよう!
山旅で感動した景色や記念に残したい景色を、見たままに写し留めたい。そんな時に参考になればと思って管理者の視点で掲載いたします。 構図の基本術 画面を青色の線のように三分割して9つのエリアを作り撮影する手法です。 また赤色の交点に主題・副題を配置して写すと被写体が一層引き立ちます。
【綺麗な景色を綺麗に撮るには】
ピント/手ブレ/構図/色調/が重要な要素です。
izanai 【山の写真を旨く撮るには】
基本を忠実に守りタイミングを狙って待つ事です。
写真は構図の基本要素がたくさん組み込まれていると深みが増します。 そして、いつまで観ていても飽きない作品となりますよ。


絶対外せない基本構図って..?
基本構図
比率
2対8 5対5(1/2) 6対4 7対3 8対2(9:1)
空や雲などの撮影に多い構図 (日の出/日の入前後、高層雲が赤く焼けた時など) 均等構成は緊張感ガ無く、画面も分割するので不摘な場合が多い
(通称2分の1構図)
左図同様5:5均等に近く主題の引き立てに弱いのでもっと主題を絞り込む必要がある 最も安定した山岳構図で一般的に一番利用される比率配分です。
(縦横上下逆比も同様)
緊張感を表現できる構図で山岳風景の表現に最適。また、手前にお花畑等を置いた構図にも最適
朝日は左側(東)に夕陽は右側(西)に配置しよう
(明け暮れの30分前後
空が無駄なスペースとして使われていて主題も小さくなってしまっている 視点が絞りきれないと中途半端な作品になってしまいます 見ていて落ち着きますね無難な構図です さらに山頂をグンと上部に詰めることで高さを強調できます


ちょっと..構図の応用で
構図の組合せ
7対3との組合せ 斜め 縦・横・上・下 2対8ベース コの字
7:3比と、「斜めラインの構図を組み込んでみる 手前に主題を大きく取り込んでインパクトを与えるときの構図(右前景左遠景) 不安定なため利用は極少。他の構図を加えることが必要です 2対8をベースに、左右、上下に副題を配置して組合せる このようなコの字をベースに、左右上下を回転した形で構図で工夫する


良い構図・・・、 良くない構図・・・?
基本構図の配置
S字 対比 対比 おむすび 日の丸
川の流れや曲線を特徴的に表現する場合に
視線誘導型で効果的
対比する被写体を特徴的に捉える場合に流用する 左記と同様の場合もある つい安易に構える構図だが安定するも特徴が弱く他に組合せが必要 左記同様に不摘。被写体を真ん中に置かないこと


どんな写真もこんな構図に当てはめて!
構図の組み合せ
<主題と副題を明確に  主題を生かす為に副題を探す>
多様な構図要素を組合せて撮る事で表現に深みが増す(目線を引き込む) 表現インパクトに強く山稜では多く用いる構図 主題、副題が明確になり撮影意図が読めるため有効 4つのポイントを外さない事が構図の効果的表現方法 左図同様に必須のポイントを押さえる事が重要
交わる点に対象物を置く


主題は副題で際立つ
 
構図の主題決め 眼に見える景色で一番引かれる場所・物(主題)は一箇所、一点であることを意識する。 
構図確保の準備 主題を引き立てるには、副題を確保する為のポジション取りが特に重要なポイント。惜しまず妥協せず行動する。
構図を確定する レンズの長短を考慮に入れ、最適ポジションを自分の脚で動いて捜査確保し、最後に“ドン”と三脚を立てたら動かず。
 如何でしょうか? 
   今まで撮影の時にイメージしたそれぞれの構図の一部を資料として簡単にまとめました。 
 
   何を撮ったか、何を伝えたいかをハッキリさせるために、私達は写真の基本『構図』を理解することから始めます。
   構図を理解すると、写真の表現そのものがハッキリ見えて来て、今後はもっと楽しい写真ライフが訪れる事は間違いありません。
   これから山岳写真を撮りたいと思っておられる方々、ご一緒に楽しみながら研究しましょう。
構図の基本 前景 中景 遠景 三分割法
 
 
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